適応障害を克服した話 復活のための5ステップ

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明けない夜はない。

今がどれだけ苦しくて明日が見えなくても、必ずまた良くなるときが来ます。

このページを見ていただいている方は、

生きることに何の意味も見いだせないくらい、打ちひしがれているかもしれない。

明日のことも考えられないかもしれない。

それでも、今は嵐が過ぎ去るのをやり過ごしましょう。

 

僕は2016年秋に、過酷な職場環境から”適応障害”と診断されました。

それに至るまでの細かい経緯はここでは書きませんが、当時は“この世から消え去りたい”と思うくらいつらく、暗い気持ちでした。

そこから何とか徐々に持ち直し、今は元気で暮らしています。

この経験から、僕がどんな風にそのときを乗り越えてきたかを伝えたいと思います。

振り返ってみると、僕の場合は以下で説明する5ステップでした。

もちろん、人それぞれ事情は違うし、もっと深刻な状態の方もいるかもしれないので、参考になるかはわかりません。

今つらい方へ、少しでも役に立てば僕はうれしい。

①つらい状況からは逃げよう。


Photo by Matthew Henry from Burst

当時その状況になった瞬間は、本当に心が壊れた感覚でした。

そしてそのとき、僕は思わず会社から支給されていた“ガラケー”を逆にへし折りました。

適応障害になった原因は、取引先からのプレッシャー、パワーハラスメントによるもので、

取引先から昼夜問わずかかってくるその”ガラケー”は、僕にとっては、忌み嫌うものの象徴だったわけです。

だから、へし折って逃げました。

そして、そのまま休職へ。(さらに、そのまま会社を辞めて転職へ。)

声を大にして言いたい。

 

つらい状況からは逃げよう。

 

僕は逃げたら負けだと思っていた。

会社は辞めちゃダメなもんだと思っていた。

辞めたら今後の人生が無茶苦茶になるのだと思っていた。

そんなことは決してない。

嫌なものは嫌だし、別に会社を辞めたって大したことはない。

心を壊して人生辞めてしまう方が大問題だし、何で好きでもない他人(取引先や会社)のために、

自分を犠牲にしなければいけない?

まずは逃げること。

立ち向かうことだけが正しいと思ってはいけない。

 

②まずは、とにかく寝よう。


Photo by Kate Stone Matheson on Unsplash

毎日、夜寝れてますか?ご飯を食べれてますか?

心が壊れる前の僕は、寝れもしないし、ご飯も食べれなかった。

ずっと気持ち悪いし、ふらふらしているくらいでした。

 

この寝れない、食べれないっていうのは、客観的に自分の状況を理解するバロメーターになります。

この状況に陥っているのなら、注意が必要。

ここから抜け出せないと、負のスパイラルのようにベクトルが上に向きません。

休職期間に入った僕は、何日も1日中寝ました。

昼も夜もわからないくらい、寝間着で1日中過ごして外にも出ない。

「あぁ、ダメ人間だな」と思うけど、とにかく寝る。冬眠中のクマのように寝る。

(冬眠中のクマを見たことはないけれど)

しばらくすると、寝ることがちょっとしんどくなってきます。

そろそろ動きたいなと思う。ご飯も少し食べれるようになる。

精神を良い方向に向かせるには、まずそれなりの体力が必要だと思うのです。

まずは、とにかく寝よう。

 

③メンタルクリニックに行こう。


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メンタルクリニック、精神科、心療内科に行くのってかなり勇気がいりませんか?

そういうところにまさか自分が行くとは思ってなかったし、そういうところに自分がかかっていると周りに思われたくない。

僕はそう思っていた。

だから、最初の一歩はかなり勇気がいりました。

 

でも行って良かったなと本当に思います。

もちろん、診察も受けれるし、抗うつ薬が処方されます。
(抗うつ薬は気持ち悪くなったり副作用もありますが)

でもそれだけではなく、僕が良いなと感じたのは、問診表です。

先生との診察の前に問診票を書くんですよね。

どういう症状で、何でこんな風になってしまったのか。

それまでは、ただただつらくて希望が持てなくて、状況を冷静に考えることができなかったんです。

問診表に自分の気持ちを正直に書いてると、なんか少しふっと安心できるんですよね。

自分のことを可哀そうと思うし、いたわってあげなきゃと思うんです。

その後の先生の診察で、発症までの経緯を話していたら不覚にも涙が止まらなくなりました。

「あ、こんなにつらかったんだな」と。これは本当に発見でした。

 

だから、メンタルクリニックに行こう。

 

④外に出よう。


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まずメンタルクリニックに行くために外に出れました。

次は散歩に出ましょう。晴れた日が良いですね。

セロトニンって知ってますか?(僕はこの当時調べて知りました。)

僕は専門家ではないので、詳しくはググってほしいですが(笑)、

セロトニンとは脳内物質のことで、これがちゃんと出ていると精神の安定や活性化に役立つそうです。

「幸せホルモン」などとも呼ばれているらしいですよ。

そのセロトニンの分泌を促すためには、日光を浴びることと運動が良いんですね。

だから、日照時間の減る冬場はメンタルの不調を起こす人が多いらしいです。

 

外に出るのは、はじめはすごい億劫です。

カフェを目標にしたり、公園を目標にしたり、少しずつ無理をせずに行動範囲を広げていきましょう。

公園で本を読んだりするのもいいですね。

本は何を読んだらいいか。僕はこの時期にいろいろ読みましたが、やっぱりそのときの自分の心境を重ね合わせて共感できる本が良かったです。

このあたりがおすすめです。
「ツレがうつになりまして。」は映画、本(全3冊)と全部見ましたね。。

 

 

ランニングもできるようになってきます。

そして、できれば森に行きましょう。緑があるところに。

森や山には相当な癒し効果があります!

だまされたと思って、ぜひ森へ!

 

⑤楽しいと思うことを見つけよう。


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最後のステップは、「楽しいと思うことを見つけよう。」ということ。

この考えができるようになるまでは、けっこう大変ですよね。

僕は、すべてのものが無意味に思えて、人生に楽しいことなんか1つもないっていう、あまりにも暗い気持ちがずっと続いていたから。

昔から好きだったことでもいいし、新しいことでもいい。

できれば一人でできることが良いと思います。

だって、誰かを誘うのってけっこうしんどいじゃないですか。

だから、まずは一人で遊んでみましょう。

僕は読書や、昔からやっていた登山・トレイルランニング(山を走るスポーツ)をやってました。

何かに夢中になれる状況は、一時でもつらいことや不安を忘れさせてくれるんです。

何をやっていいかわからない方も、まずは少しでも興味をもったことをとりあえずやってみてはいかがですか。

はまらなかったらやめればいいんです。(笑)

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

急には良くならないかもしれないけど、焦らずゆっくりと、徐々にステップを上げていきましょう。

このブログでは、一人でできる遊びも今後紹介していくので、ちょっとでも興味をもったら気軽な気持ちでやってみてはいかがでしょう。

明けない夜はない!

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