トレランシューズは登山におすすめできるのか!?
トレイルランニングを始めるのに、トレランシューズを買った。
今度、走りじゃなくて登山に行きたいと思ってるのだけど、トレランシューズで登山はできるかな。。。
こんにちは、ハルです。
今回はこんな疑問について記事を書いていきます。
僕の経歴を軽くお話しすると、登山、トレイルランニングの経験はもう10年以上。
トレランレースには年間で5レース以上は参加していて、トレランシューズは少なくとも年間3足は購入しています。
たまにトレランレースの表彰台に上がることもあるので、走力もそこそこはあります。
シューズに関するこだわりもあるので、信憑性の高い情報になるのではないかと思います。
本記事のテーマ
トレランシューズといえば、ランニングシューズと登山靴の中間のようなシューズです。
つまり、ランニングシューズでありながら、登山靴のようなグリップ力を発揮するということです。
▼2020年版トレランシューズのおすすめ記事はこちら
そんなトレランシューズで登山に行けるかいう話ですが、
結論から言うと、低山や無雪期であれば問題なく行けます。
ただし、山行のスタイルや背負うものによって快適さは大きく変わってきますので、このあたりについて詳しくお話ししていきます。
それでは、早速見ていきましょう。
登山をする上でのトレランシューズのメリット
まず、トレランシューズの具体的なメリットを挙げてみます。
・ソールのグリップ力が強い
・ソールやシューズ側面が保護されている
アッパーは普通のランニングシューズと同じように、通気性があって熱がこもりづらいつくりになっています。
そして、ソールは登山靴のようにグリップ力があり、土の地面でも滑らないようになっています。
このソールは下り斜面で特に有効で、これがないと踏ん張りがきかずにずるずると滑り落ちてしまいます。
また、トレイルシューズで使うため、ソールやシューズ側面はプレートやPVCで保護されていて、不意に石を踏んだときなどに足を守ってくれます。
登山をする上でのトレランシューズのデメリット
次に登山をする上でのトレランシューズのデメリットを挙げてみます。
・足首が保護されていない
・重い荷物を持った時に安定しない
・寿命を迎えるのが早い
「通気性がある」ことを逆に言えばということになりますが、風雨や寒さに弱いです。
中にはGORETEXを使った防水性のあるモデルもありますが、基本的には熱がこもらないモデルが主流です。
トレランシューズは、水に濡れても乾きやすいように排水性や渇きやすさに重きを置いているので、そもそも防水性を高めるという志向がありません。
トレランシューズは基本的にローカットで自由に足首が動く分、保護はされていません。
また、ソールは柔らかいモデルが多く、重い荷物を背負ったときの安定感は劣ります。
逆に登山靴は、ミッドカットやハイカットのモデルはがっちり固定されていて、足首をひねりづらく、重いバックパックを背負ったときの安定感もあります。
そして、一番のデメリットとしてはやはり寿命が短いですね。
僕は頻繁にレースに出ていることもありますが、年に2、3足は履いています。
結論:荷物が軽くて、雨や雪がなければ問題なし
個人的見解として、
結論は、「荷物が重くなくて、雨や雪がなければ問題ない」と思います。
足腰の強さ、走力によるところが重要になってきますが、トレランシューズでもたいていの山はいけると思います。
ただし、最も注意しなければいけないのは、「防水性」。
防水性能のまったくないトレランシューズでは、一度濡れてしまうと靴の中の足まで濡れてしまいます。
温暖な地域なら良いのですが、標高の高い場所であったり、雪が残る場所では足先の体温が奪われ、凍傷になる恐れもあります。
ですので、行く場所のリサーチは念入りに行い、山行のスタイル、シューズのチョイスも慎重に行いましょう。
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