こんにちは。
先日こんなツイートをしました。
どうしても転職したい業界があって、
ただ今の経験では厳しいときは、2段階で攻めるのも手です。僕は一度広告代理店に転職してWEBマーケの経験を積み、
その経験を武器にアウトドア業界に転職しました。2年くらいは我慢期間ですけど、その間かなり力つきます。
目標が明確ならいいですね。— ハル (@halutrail) January 12, 2021
このツイートの通り、結論からいうと、「僕は転職を2回して、異業界の希望する企業に転職することができました。」
自分の実体験から、転職を検討している方でどうしても行きたい業界がある方の選択肢として、「2段階で攻める」というのはありだと思っています。
本記事ではこの方法の解説と、メリット・デメリットについてお話ししていきたいと思います。
本記事のテーマ
それでは見ていきましょう。
【実体験】転職して業界を変えるために行ったたった一つの戦略
ステップ①ビジネスパーソンとして武器を身に付ける転職
ステップ①では、自分がビジネスパーソンとして武器となるようなスキルを身に付けるために転職します。
言い方は悪いですが、ステップ①で転職する企業は最終的に希望する業界に入るためのジャンプ台になる企業です。
最終的に行きたい業界を念頭に置き、どんなスキルがアピールできるかを想像して、応募する企業を探します。
おすすめしたい業界はやはりインターネット関連ですね。
世界的に見ても今後も間違いなく伸びていく成長産業ですし、その成長に合わせて人材が求められてるということなので、未経験でもアピール次第で採用されやすいです。
僕の場合は、最終的に「異業界のメーカー」という目標があったので、そこにアピールできる「WEBマーケティング」のスキルを習得するために、「インターネット広告代理店」に転職しました。
もちろん前職からは未経験でしたが、志望理由をきっちり考えれば決して無理ではないです。
当然ですが、ここでの面接では正直に将来的に目標の業界があることは言わなくていいです。
数年で辞めてしまう人をわざわざ雇う企業は少ないでしょうから(中にはそういう人を好む企業もありますが)、あくまでも第一志望でスキルアップしたいことを伝えましょう。
ステップ①の企業での経験年数の目安ですが、少なくとも2~3年ほど経験を積めば、次の転職活動でアピールできる武器になります。
逆にそれ以上短すぎると、ただ今の仕事が嫌だから転職したいとみなされかねません。
ステップ②本当に行きたい業界への転職
ステップ①の企業で経験を積んだ後に、ステップ②としていよいよ本命の企業にチャレンジします。
職務経歴書は前職で学んできたことをしっかり盛り込み、1社目、2社目と幅広い経験を積んできたことをまとめます。
「会社でこんな実績を上げてきた」ということももちろん大事ですが、こんな経験をしてこんな力をつけてきたという個人の成長を見せましょう。
面接では「この業界に入るためにあえて今の会社に入り経験を積んできた」ということをしっかりアピールします。
2段階転職のメリット・デメリット
メリット
着実に世の中で認められる実力がつく
新卒で入る「総合職」や「営業職」というのは、なかなか転職するときにはアピールしづらい職種です。
ゼネラリストはその会社では通用しても、一歩社外に出ると認められづらいです。
具体的なスキルがなく、この仕事をしてきたからどんなことを提供できるかということが明確に伝えられないのですね。
その点でいうと、ステップ①での転職は「スペシャリスト」になるための転職なので、具体的に次の転職でアピールできる実力をつけることができます。
最終的に希望する業界、企業に近づく
最終的に希望する業界・企業に入れるかは努力次第ですし、運によるところも大きいかと思いますが、着実に近づけるのは事実だと思います。
実際、筆者も新卒で入った会社から希望する業界に転職エントリーを試みましたが、書類選考の時点で落とされることがほとんどでした。
しかし、2社目でWEBマーケティングの経験を付けた後に異業界への転職を試みた際は、すんなりと面接に進み、採用されることとなりました。
デメリット
収入は”とんとん”か”やや下がる”
ステップ①での転職はキャリアアップではなく、ある意味また一から勉強を始める部分が大きいので、いきなりの収入アップはあまり見込めません。
“とんとん”か”やや下がる”くらいで考えておきましょう。
ただし、最初は低いところからのスタートですが、成長次第では収入アップも可能です。特にIT系の企業は仕事が認められればすぐに昇給することも珍しくありません。
仕事に慣れるまでは我慢が必要
ステップ①での転職は鍛えられる分、仕事は忙しくなる可能性が高いです。
初めての仕事なので、覚えることや勉強することも多く、それなりの覚悟が必要です。
筆者もインターネット広告企業に入ったときは、専門用語がまったくわからず、数字の見方も一から勉強しました。
しかも周りは年下が多く、必死に食らいつく思いで取り組んでいましたね。
最初の3か月が本当に地獄ですし、我慢が必要です。
転職でどうしても行きたい業界があるなら、2ステップで攻めましょう
いかがでしたでしょうか。
どうしても行きたい業界があるけど、今の自分の能力・経験では厳しいときは、少し遠回りかもしれませんがこういった攻め方もあります。
ステップ①では苦しいことも多いですが、着実に自分のためになります。
僕の場合は、もやもやした気持ちのまま新卒で入った会社でだらだら勤めていくことに抵抗がありました。
実際、転職して大変なこともありましたが、今は間違いなくやって良かったと思っています。
日本は新卒で入った会社に長く勤めなければいけないという思い込みがありますよね。
でも実際はそんなことありません。
自分が行きたい業界に行くために戦略的に取り組んでみてはいかがでしょうか。
転職のスタートとして、まずは転職サイトへの登録が一番です。
登録は基本無料ですし、転職エージェントを通すと時間や手間が省け、職務経歴書や面接のアドバイスももらえます。
僕の場合は、採用辞退や面接のスケジュールなどは転職エージェントを活用することでかなりスムーズに進めることができました。