コロナ禍での妊娠、出産、育児について ~父親の立場から~

コロナ禍の出産、育児 LIFESTYLE

コロナ禍での妊娠、出産、育児について ~父親の立場から~

2020年4月16日。

待望の男の子(第一子)が生まれました。

どんな時代でも妊娠、出産、育児は大変なことですが、

今年は新型コロナウイルスの感染拡大が重なり、もちろんここに至るまでには大変な想いがありました。

ちなみに、特別給付金は滑りこみました。

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こうした情勢の中ですので、今出産を控えている方は不安な方が多いと思いますが、

一度自分の振り返りの意味でもこの経験を文章に起こしておこうと思いました。

これから出産に臨むお父さん・お母さんに少しでも参考になれば幸いです。

妊娠中。夫は産婦人科を出入り禁止に。

コロナ禍の出産、育児

新型コロナウイルスが日本で猛威を振るいだしたのは2月頃からだったでしょうか。

予定日は4月18日だったので、2月頃は2週間に1回とかで通院していました。

ちなみに妻はずっと都内で働いていましたが、12月末で退職をしていました。

ぎりぎりまで働いて産休という手もありましたが、

コロナ関係なく通勤や勤務体制に無理があったので、身体を第一優先で仕事は辞めることにしたのです。

 

僕は仕事が在宅ワークに変わっていたので、基本的に毎回車で送っていたのですが、

ある日、突如として産婦人科の入り口に貼り紙が出されました。

「付き添いの方はご遠慮願います。」

医療機関でのクラスター発生のニュースも見ていたので、これは致し方なし。

その日から僕は診療中、駐車場で待機することとなりました。

日常の注意

コロナ禍の出産、育児

日常生活にも気を付けることがたくさん出てきました。

まずは買い物。

密集する時間を避け、一人で夜買い物にこそこそ行っていました。

マスクは必須。入り口でアルコール消毒をして、メモ片手に素早く済まします。

帰ってきたら玄関から即お風呂場直行して、身体を清める。

かなり神経質にやっていましたね。

というのも、そのころ海外で妊婦が新型コロナに感染したというニュースがあって、本当に怖かったのを覚えています。

未だに胎児への影響というのが明確になっていないと思いますので、やりすぎるくらいに気を付けた方が良いと思います。

 

散歩もしたいけど、これも人を避けた時間を狙ったりしました。

生まれた後に必要なものを買っておかないといけませんが、これも早めに早めに行動して買い集めることをおすすめします。

破水、そして出産へ (当然立会いできず)

コロナ禍の出産、育児

破水があったのが4/16の夜中の1時。

陣痛が来たときの準備は事前に完璧にしていました。

その後、陣痛の間隔を見て、夜中の3時頃に病院へ車で向かう。

スタッフ用の通用門からインターホンを押し、助産師さんを呼び出す。

そして、当然中に入れるのは妻だけ(笑)

わかっていたけど、けっこう切ないですよ。

元々は立ち合い出産の予定だったのですが自宅待機です。病院の待合室にもいれません。

自分の無力感ったらないですね。。。

痛みを和らげるさすり方とか、陣痛の間隔とかけっこう勉強したんですけどね。

誕生!でも生まれても会えず。

コロナ禍の出産、育児

夜が明けても僕は自宅で待機中です。仕事は休みました。

朝に一度妻から電話がありましたが、かなりつらそう。

しかし、その後まったく連絡がとれず、そわそわします。

 

あまりにも連絡がとれないので、15時に病院に電話をかけてみることにしました。

助産師さん:「なかなか赤ちゃんが下りてこないので、まだまだ時間がかかりますねー。おそらく夜遅くになると思います。」

(うーん、、そうか、それでつらくて連絡が来ないのか。)

まだまだ時間かかるだろうし、家で焦っても仕方がないので、近くの神社に願掛けに走りました。

 

帰ってきて、16時。

そのとき妻から電話が来ます。

ガチャ。

(生まれるの夜って言ってたから、陣痛の間で状況を電話してくれたんだろう。)

僕:「お疲れ様。大丈夫?さっき助産師さんから聞いたよ。つらいね。」

妻:「さっき生まれたよ。」

僕:「・・・え、うそ。」

3400gで男の子が無事誕生です!

 

その日から妻と我が子は4日間の入院となりました。

ですが、面会NGのため全く会えません。

しばらくは写真と動画だけで我慢です。

その時僕は在宅ワークだったので、毎朝病院の受付に着替えとか荷物を届けにだけ行っていました。

退院。在宅ワーク×子育てはつらい。

コロナ禍の出産、育児

そして4日後。

待望の退院&初対面です。

何物にも代えがたい喜びの瞬間でした。

 

引き続き僕は在宅ワークのため、自宅で仕事をしていたのですが、

まぁ、新生児はとんでもなく泣くわ、

妻も産後で体調も戻ってないわで、正直全く仕事にはなりません。

何が原因で泣いてるかがわからなくて、

妻も精神的に不安定になっていて、

泣き声が近所迷惑になっていないか心配で、

最初の1週間はもの凄くつらかったです。

 

本当に心が参ってしまいそうになるときが必ずきます。

だけど、何とか乗り越えられるのでそこはもう我慢しかありません。

大丈夫です。

必ず解決します。

 

とか言ってて、今も夜泣きでしんどいんですけどね。w

コロナ禍での出産に臨む方へ

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いかがでしたでしょうか。

コロナ禍では立ち合い出産ができません。病院の中にすら入れません。

男は本当に無力です。

僕は病院に送ることしかできませんでした。

妊婦さんは不安になりますが、これはどうしようもできません。

長いこと色々なストレスもかかり、平時よりも精神的に不安定になる方が多くなるのではないでしょうか。

お父さんは退院後にしっかりケアしてあげましょう。

最後に、僕からちょっとしたアドバイスをお送りします。

 

■ちょっとしたアドバイス

・コロナ禍の出産では、男はさらに無力。おとなしく待機して、出動のときを待ちましょう。

・アパートの隣、近所に子供が生まれたことを伝え、お菓子を渡しましょう。

これをやるだけで、夜泣きしたときの心の負担が少し、いやだいぶ減ります。

・退院後は平時以上に、まったく外に出なくなってしまいます。

 できれば交代で、意識的に外に散歩に行きましょう。マスクをして。

・コロナ禍は大変なことが多いですが、逆にいえばこんなときだからこそ、僕は在宅ワークになって育児に関われています。

 成長をずっと見れるのはうれしいですね。

 しょうがないですよ。コロナですもん。

 こんなこともうなかなかないので、仕事は少しセーブして赤ちゃんにべったりしましょう!

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