営業の仕事がきつくて、うつで限界。
もう営業から離れて転職したいけど、営業の仕事しかしてこなかった自分が、他業種に転職できるか不安。。
というか、どういう業種があるの???
こういった疑問に、自身の体験談を踏まえてお答えしたいと思います。
僕がこの状況に陥っていたときの実体験ですので、同じように悩んでいる方には参考になるんじゃないかなと思います。
僕は新卒の会社で営業の仕事を6年くらいしていました。
「営業に向いてないなぁ」ということはずっと思っていながらも、
環境を変えるのも大変そうだし、ずるずると仕事を続けてしまっていたんですね。
しかし、2016年秋に取引先のパワハラに合い、適応障害となったことが転機となりました。
▼適応障害になったときの話はこちら
2か月間の休職中にがんばって転職活動を行い、
結果、「インターネット広告代理店のWEBコンサルタント」という全く違う業種に転職をすることができました。
本記事のテーマ
結論からいうと、営業が苦手だと感じる人は営業職から離れた方がいいと思います。
そして、特に経験がなくても仕事を選べば自分の性格に合った仕事が見つかります。
営業職でうつになるなら別業種で転職しましょう
はじめに、僕が考える別業種で転職した方がいい理由を3つ挙げます。
・能力(個性)を発揮できない
・その状況をこの先何十年も続けられますか?
この3つに集約できます。
営業職って種類にもよりますが、向いていない人にとってはけっこう地獄だと思うんですよね。
・人にアピールすることが苦手
・雑談が苦手
・初対面が苦手
・感情表現が豊かではない
これは僕のことですが(笑)、
ここに当てはまる人にとっては、やっぱり営業職というのはしんどいと思います。
ただ、こういった仕事が苦手なだけで、その人の強みは違うところにあることが多いです。
例えば、「分析が得意」「一つのことに集中できる」など、
自分が一番輝ける能力を仕事に発揮するのが一番良いと思うんですね。
とはいえ、
「営業以外やったことないし、転職が不安」
「自分にどんな能力があるかわからない」
といった不安は必ず出てきて、たいていの場合、転職は躊躇してしまいますね。
そういった方にぜひ考えてほしいことは、
「その仕事をこの先何十年も続けられますか?」ということです。
3年、5年、10年、20年、30年、、、今のストレスを抱えて仕事をしていけますか?
この先、定年退職の年齢はどんどん伸びていくでしょうし、
おそらく年金も満足する金額をもらえないことが濃厚なので、
将来はけっこう年齢を重ねても働かなくてはいけないかもしれません。
どうせなら、自分が得意なことで、ストレスのたまらない環境で働くことが、
長い目で見てベストだと思うんですね。
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僕は営業をしてうつ(適応障害)になった
ここからは、僕の実体験の話をしていきましょう。
僕の場合、まったく営業ができないというわけではありませんでしたが、
先述した通り、話すのが苦手だし、打ち解けるまでに時間がかかるしで、
かなりストレスを抱えていました。
それでも、大きな会社だし転職する勇気もなく、日々に耐えていたんですね。
その結果、高圧的な取引先にあたってしまい、
その環境にうまく適応することができず、うつになってしまいました。
そういったストレスを上手く受け流して溜め込まないようにすればいいと思いますが、
ただ、性格的に僕はそれができなかった。
「我慢をする」ということは、ときに良いことかもしれませんが、
ずっと続けていたら必ずいつか無理がきます。
転職活動
適応障害という状況になってしまった僕には、
休職してそのまま会社に残るという選択肢もありましたが、
「もう営業の仕事に戻るのは絶対いやだ」という強い気持ちがありました。
ある意味、良いきっかけになったのかもしれません。
僕は、転職サイト・転職エージェントに登録し、転職活動をはじました。
キャリアを生かすのであれば、「有形商材の営業」というのが妥当な選択肢ではありましたが、
僕はまったく違う探し方をしました。
それがこちらです↓
・分析をする仕事
・営業ではない仕事
この軸で転職エージェントに相談し、面接を受けていきました。
転職先はインターネット広告代理店のWEBコンサルタント
5社ほど面接を受けた結果、インターネッと広告代理店の2社で「WEBコンサルタント」という職種で採用をもらうことができました。
しかも、インターネット広告では業界2位と3位の優良な会社です。
なぜ未経験なのに採用をもらうことができたかといえば、
「インターネット広告業界が成長市場すぎて、人材が圧倒的に足りていない」
ということが言えると思います。
だから、未経験だからと初めから諦めるのではなく、
成長している業界を狙うのはありだと思います。
面接の際には、異業種からの転職だとしても、
「分析が得意」など具体的なエピソードを交えて、
「経歴」ではなく、「能力」の部分をアピールしましょう。
(余談)そして、再度転職。また営業になったが失敗。
僕の経験の最後に余談です。
インターネット広告代理店のWEBコンサル職になって約2年ほど勤務をしましたが、
僕は好きなことを仕事にしたいと思うようになりました。
そして、次に転職した先は小規模なアウトドアメーカーです。
小さな会社なので、営業やPR、広告などあらゆる仕事を振られています。
好きな業界なので、営業もいけるかと思いましたが、
やはり根本的に「苦手」というのは変わりませんでした。
しかも、クソ社長からの営業へのプレッシャーもあり、僕はまたしても苦しい日々を過ごすこととなりました。
(たぶんまた仕事を変えることになります。)
やはり苦手なものは苦手。
よく仕事を「業界で選ぶ」人が多いと思いますが、
もっと「業種で選ぶ」という選択基準を大事にした方が良いと思います。
結論:営業が向いていないなら違う業種に転職するべき
結論は「自分が向いている業種をしっかり選びましょう」ということです。
そして、それは決して無理なことではありません。
転職サイトなどを探せば仕事はいくらでもあるし、
僕の経験からいえば、
IT業界などの今伸びている業界は、未経験でも採用することが多いです。
逆に今伸びている業界であるほど、新しい情報がどんどんアップデートされていくので、
元々働いている人に追いつきやすいと思います。
ネット広告の世界はそんな感じでした。
ですので、今営業という仕事に悩んでいる人は、
まずは転職サイトなどで他の業界・業種を眺めてみることをおすすめします!
登録は無料です。
この先何十年も続けられる仕事を探してみましょう。