飯能のおすすめハイキングコース7選!自然や温泉を楽しめるスポットを満喫しよう!

HIKING

飯能はこんなところ

飯能でのハイキング

飯能市は面積の75%を森林地帯が占めているエリアで、初心者から健脚までバリエーションのあるハイキングコースが豊富です。

漫画・アニメで有名な「ヤマノススメ」の舞台にもなっており、聖地巡礼として登山客が多く訪れるエリアです。

森林文化都市を宣言している飯能市では登山道の整備もしっかりと行われている場所が多く、トイレなどで困ることも少ないです。

また、ハイキングコースの周辺には温泉や名所などのスポットもあるので、ハイキングと合わせて楽しむことができます。

飯能市への行き方

Photo by monokuro palet

飯能市は都心から約40kmほどの距離にあり、電車ですと西武池袋線の特急電車で約42分、鈍行でも1時間ほどでアクセスが可能です。

また、車では圏央道の狭山・日高ICか青梅ICからそれぞれ約15分でアクセスが可能です。

比較的都心に近い場所でありながら、自然豊かな環境こそが飯能の魅力です。

飯能のハイキングは初心者におすすめ

低山が多いので服装が選びやすい

Photo byHans

飯能の山は基本的に標高の低い山が多く、春夏シーズンであれば服装も厳重な防寒着はそれほど必要ありません。

夏であればティーシャツやシャツなどの服装で十分ですが、山の中に入るときは必ず雨具を用意しましょう。

秋冬シーズンの服装は注意が必要です。標高は低いですが、飯能、秩父エリアは寒暖の差が激しく、気温が一気に下がることがありますので、秋冬シーズンは十分な防寒着を用意して万全な対策をした服装で行きましょう。

登山口へのアクセスがしやすい

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

飯能のハイキングコースはアクセスが容易なルートが多いです。

飯能駅から直接歩いて行ける距離にもありますし、飯能駅から西武池袋線で何駅か移動するだけでさらに自然豊かな奥武蔵エリアに足を踏み入れることができます。

また、名栗方面への鉄道はありませんが、バスも走っているので特に困ることはありません。また、この記事では紹介しませんが、西武池袋線でさらに少し移動すれば秩父の山々にも行くことができます。

泊まりでこの辺りの山をめぐってみるのにも良いです。

飯能のおすすめハイキングコース1 初心者向け3選

天覧山

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飯能の山といえば天覧山です。天覧山は元々「羅漢山」という名前でしたが、明治天皇がこの山から軍事演習を山頂から統監したことにより「天覧山」と呼ばれるようになり、飯能市民にとっては欠かせない名所となっています。

山頂は標高197mと低山で簡単に登ることができ初心者におすすめです。

服装・装備もそれほど準備をしなくても大丈夫です。隣接する市町村の小学校の遠足ルートとして定番で、子供連れでも気軽に登ることができます。また、近くの飯能河原と合わせて、週末や夏休みには多くのファミリーでにぎわうスポットです。

■天覧山へのアクセス

天覧山へは飯能駅から徒歩約20分ほど、バスでは約5分と簡単にアクセスできます。

また、麓には飯能中央公園の駐車場がありますが、隣の市民会館のイベントや公園での催し物によっては駐車場がクローズされることがありますので注意が必要です。

多峯主山

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天覧山よりさらに足を延ばした先にあるのが多峯主山(とうのすやま)です。

標高は271mと天覧山よりは少し高いですが低山になります。

登山道はテクニカルな箇所は少ない安全なルートで、山頂から少し下りたところにはトイレが設置されており初心者でも安心です。

山頂からの眺望がよく、周囲の山々や関東平野を一望できます。また、天覧山から向かう途中には、谷津田という田んぼと雑木林のある美しい里山の景色が広がっており、飯能中心部に近いエリアでありながら自然豊かな環境が魅力です。

■多峯主山へのアクセス

多峯主山へのアクセスは天覧山と同様になります。

麓から天覧山までが約20分、天覧山から多峯主山へは約20~30分ほどです。天覧山を経由せずに直接多峯主山に向かうルートもあります。

龍崖山

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龍崖山(りゅうがいさん)は天覧山、多峯主山ほどはメジャーなハイキングコースではないですが、飯能駅から手軽に行ける低山のハイキングコースです。

龍崖山公園という山の斜面を利用してつくられている公園から登山口が始まります。登山道は非常にきれいに整備されていて、子供連れや初心者でも安心して問題なく登ることができます。

標高246mとこちらも低山ですが、山頂からの眺望は開けていて、あたり一面の市街地や山間部が見渡せます。さらに龍崖山から進むと柏木山まで足を延ばすことができます。

■龍崖山へのアクセス

龍崖山は駅から歩いていくこともできますが、徒歩約40分ほどなので少し距離があります。車では龍崖山公園の駐車場を利用することができます。

飯能のおすすめハイキングコース4 温泉も楽しめる2選

棒ノ折山

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棒ノ折山は標高969mで奥多摩エリアとの堺にある山です。

飯能駅からさらに西にある名栗エリアから山頂を目指します。先に紹介した3つの山よりも時間、距離ともに長くなるので、中級者向けのハイキングルートです。したがって、服装・装備もしっかりと準備をして臨みましょう。

登山道は非常にバリエーションに富んでいて、沢歩きもあれば岩場もありと飽きのこないコースになっています。棒ノ折山山頂は開けた広場になっていて、秩父山系の眺めが一望できます。

■温泉スポット さわらびの湯

棒ノ折山の魅力は何と言ってもスタート・ゴール地点に温泉の「さわらびの湯」があるということです。源泉は名栗温泉で大浴場と露天風呂でハイキング後の汗を流すことができます。

■棒ノ折山へのアクセス

飯能駅からバスで約45分の「さわらびの湯」バス停で下車をします。

バスは飯能駅北口から出発する国際興業バスの「湯の沢ゆき」「名栗車庫ゆき」「名郷ゆき」に乗りましょう。1時間に1~2本の本数になります。車でのアクセスもさわらびの湯の駐車場に停められます。

宮沢湖へのハイキングコース

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宮沢湖へのハイキングコースはあまり本などでも紹介されないコースですが、激しいアップダウンもなく、気持ち良くハイキングができるコースです。

シューズは登山靴の方が安心ですが、服装・装備はそれほどきっちり準備をしなくても問題はありません。宮沢湖を周回するような形でハイキングコースが整備されていますが、おすすめしたいのは飯能駅から宮沢湖へ向かうコースです。

コースの入り口は国道299号線のコスモ石油の道路向いのトレイルから始まります。少しわかりづらいですが、看板が設置されているので見逃さないようにしましょう。

多少のアップダウンはあるものの、歩きやすいよく整備された道が続きます。途中ゴルフ場を迂回するような形で進み、宮沢湖に出ます。

宮沢湖には北欧をテーマにした商業施設のMetsa(メッツァ)、ムーミンのテーマパーク・ムーミンバレーパークといった観光スポットがオープンしており、落ち着いた自然の中でのんびりと過ごすことができます。

■温泉スポット 宮沢湖温泉 喜楽里別邸

宮沢湖畔には温泉施設の「喜楽里別邸」があり、ハイキングでかいた汗を流すことができます。露天風呂からは宮沢湖を眺めることができ、ハイキングの疲れも癒されます。帰りはここから飯能駅行きのバスが出ているので、のんびりと帰りましょう。

■宮沢湖へのハイキングコースへのアクセス

ハイキングコースの入り口である「コスモ石油 セルフ&カーケアステーション飯能武蔵丘」には飯能駅から歩いて30分ほどです。
入り口がわかりづらいのでご注意ください。車で行く場合は、飯能中央公園に停めておくことはできますが、戻ってくることを考えると少し大変かもしれません。宮沢湖の駐車場もありますが、こちらは平日無料で土日祝日は最大1,500円の駐車料金が発生します。(2020年8月時点)

飯能のおすすめハイキングコース6 健脚向け2選

高山不動尊~関八州見晴台

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高山不動尊~関八州見晴台への登山口は、飯能中心地からさらに西へ行った吾野エリアにあります。

関八州見晴台は標高760mで、登山道は急登の箇所もあり健脚向きのコースといえます。当然、服装・装備はちゃんと整えて臨みましょう。

関八州見晴台に続くルートには、途中「不動三滝」「高山不動尊」と見どころのあるスポットが続きます。高山不動尊は巨大な木造の寺社など歴史を感じることができる名所で、さらに境内には樹齢800年の大イチョウがあり圧倒されます。

高山不動尊からさらに20分ほど進んだ先に関八州見晴台があります。その名の通り、関八州を見晴らせる素晴らしい眺望が広がっている名所です。

■高山不動尊~関八州見晴台へのアクセス

飯能駅から西武池袋線で6駅隣の西吾野駅が登山口のスタートです。車の場合、西吾野駅周辺のコインパーキングを利用することができますが、駐車できる数が少ないので注意が必要です。

伊豆ヶ岳~子の権現

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標高851mの伊豆ヶ岳は奥武蔵を代表する山で、鎖場もあるハイキングコースです。

眺望がよく、天気が良い日は伊豆半島まで見えると言われていたことから「伊豆ヶ岳」と呼ばれています(諸説あり)。

おすすめのハイキングコースは伊豆ヶ岳を経て、子の権現に至るコースです。歩行距離は10kmを越え、アップダウンも激しいので健脚向きと言えますが、景色が素晴らしく奥武蔵の魅力が詰まった人気のコースです。

こちらも山行時間が長くなるので、不快感なく行動できる服装を身に付けるようにしましょう。子の権現は足腰の守護の神仏として有名で、境内には日本一大きい鉄の大わらじがあります。また、インパクトのある仁王像は圧倒的な存在感の名所です。

■伊豆ヶ岳へのアクセス

飯能駅から西武池袋線で7駅隣の正丸駅が登山口のスタートです。伊豆ヶ岳を経て子の権現に至るハイキングコースを通る場合、同じく西武池袋線の吾野駅がゴールとなります。

ちなみにですが、吾野駅近くの東郷神社は紅葉の名所として有名なスポットなので、秋は素晴らしい景色が広がります。正丸駅に車を駐車した場合も、電車で簡単に戻ることができるので便利です。

飯能のおすすめハイキングコースのまとめ

Photo by11417994

飯能は都心から約1時間とアクセスが容易でありながら、名所がたくさんあり、自然豊かな街でハイキングコースも非常に豊富です。

日本アルプスのような標高の高い山はありませんが、さまざまな表情を見せてくれるトレイルが魅力です。

飯能の中心地から近い里山から、鎖場や激しいアップダウンのある健脚向きの登山道など、天候や気分、体力レベルによって多くのバリエーションを選ぶことができます。

また、周辺にはハイキングと合わせて立ち寄れる観光名所や温泉、カフェなどがあるので、遊び方は無限大です。何度でもリピートして新たな楽しみ方を発見してみてはいかがでしょうか。

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