こんにちは。
先日こんなツイートをしました。
「逃げるは恥だが役に立つ」は本当にそうだなと思う。
僕は以前、適応障害で休職したとき、決心してさっさと退職して転職しました。
辞めるまでは、今まで積み上げたものが無駄になっちゃうって将来が不安になってたけど、全然大したことない。
恥でも生きる方が大事。
— ハル (@halutrail) January 4, 2021
思った以上に反響があったので、改めてこの言葉について考えたいと思います。
この記事で伝えたいのは、「どうしようもなく辛くなったら逃げればいい」ということ。
▼本記事のテーマ
自分の経験も踏まえつつ、お話ししていきます。
「逃げるは恥だが役に立つ」というハンガリーのことわざに心が救われた話
「逃げるは恥だが役に立つ」TBSの人気ドラマです。
皆さんご存知の方も多いと思いますが、このタイトルの由来はハンガリーのことわざからとっているとのことです。
ドラマではこの言葉の意味を平匡さんはこう説明していました。
「逃げたっていいじゃないですか。ハンガリーにこういう諺があるんです。『逃げるのは恥、だけど、役に立つ』。後ろ向きな選択肢でもいいじゃないか。恥ずかしい逃げ方だったとしても、生き抜くことの方が大切で、その点においては異論も反論もみとめない」
この言葉は僕に深く突き刺さりました。
リアルタイムで放送していたのは2016年でしたが、今でもよく覚えています。
当時の自分の苦しい状況と重なって、このセリフが響いたのです。
「逃げるは恥だが役に立つ」がなぜ筆者に刺さったか
2016年の秋、僕は大手家電メーカーで働く営業マンでしたが、取引先のパワハラを受け適応障害となっていました。
辛くて怖くて、どうしても会社に行けなくなり、休職して自宅で過ごしていたのです。
自分で言うのもなんですが、それまでは順調な会社生活でした。
着実に実績を上げ、営業成績で社内表彰されることもしばしば。
しかし安定した右肩上がりのベクトルも、担当の取引先が変わることで簡単に崩れ去りました。
プライドはズタズタ。それまで築き上げてきた評価もボロボロ。
会社では同僚や同期が落ちぶれた自分の噂をしているんだろうって思っていました。
もう会社に戻ることは考えられませんでしたが、今まで勤めてきた6年半の歳月を捨ててしまうことは、正直怖かったです。
会社を出てしまう自分に残されるものなんてないんじゃないかって思いました。
ここで逃げたら負け犬なんじゃないかって思いました。
でも心は泣き叫びたいくらい辛い。
そんなときに出会ったのが、「逃げるは恥だが役に立つ」という言葉です。
「あ、逃げていいんだ。」
どんなに情けなくても、どんなに後ろ向きな選択でも、逃げて生き抜くことの方が大切なんだということに気づかされました。
実際、思い切って退職しましたが、今振り返れば全然問題ありませんでした。
仕事を辞めることなんて、人生の中で言えば大したことじゃないのかもしれません。
メンタルが追い込まれて病気になるくらいなら逃げていい
あなたは今、泣きたいくらい精神がつらい状況じゃないですか?
どうしようもないくらい辛いのであれば、すべてを投げ捨てて逃げてしまえばいいです。
あとは時間と環境がなんとかしてくれます。
「逃げるは恥だが役に立つ」のです。
生き抜くことの方が大事です。これについては異論も反論も認めません。