今年もこの季節がやってきました。
年一度発行のランニング雑誌・Runners Pulse(ランナーズパルス)の発売です。
ランナーズパルスは特にシューズを中心に毎年各ブランドの新作を特集している雑誌で、ラニングにまつわるギアの情報収集には欠かせない雑誌です。
本記事では、そんなランナーズパルスの見どころと、個人的な今年春夏注目の新作シューズをピックアップしてご紹介したいと思います。
▼本記事のテーマ
Runners Pulse | ランナーズパルス Vol.07(2021年春夏号)が発売!
出典:ランナーズパルス HP
2021年3月4日にランニング雑誌・Runners Pulse | ランナーズパルスの最新刊が発売されました。
毎年楽しみにしているランニング雑誌で、最新のランニングギア情報やランニングスタイルについて幅広く掲載されている雑誌です。
中でもシューズは、「発売されたばかりのモデル」や「これから発売されるモデル」など、目新しい情報ばかりで夢中になって読める雑誌でもあります。
そんなランナーズパルスですが、実は発刊が年一回。それだけに特集記事も読みごたえ十分なので、一冊持っていて損はないです。
ランナーズパルスの個人的見どころ
接点の少なかったブランドの情報が豊富
ランナーズパルスでは様々なランニングブランドの情報を網羅的に掲載しています。
シューズブランドの数でいうとなんと15ブランド以上。
普段チェックしているブランドだけではなく、「こんなものもあったのか!」と新たな発見が得られるのもこの雑誌の良いところです。
いつも決まったブランドのシューズばかり履いていたりしますが、ランナーズパルスで情報を集め、2021年は新しいブランドのシューズを試してみるのも楽しいですね。
日本ブランドの開発拠点の情報が面白い
コロナ禍における今回の特集として、「日本ブランドの開発拠点」が紹介されました。
紹介されたブランドは、アシックス、ミズノ、ゴールドウィン、デサント、ヨネックスの5ブランド。
昨今ですとNIKEの厚底シューズを筆頭に海外ブランド勢が盛り上がっている印象がありますが、日本ブランドの良さ、質実剛健さを再発見できる良い記事でした。
「ロングトレイル」コースガイドが役に立つ
個人的に今回特におもしろいなと思ったのが、「ロングトレイル」コースガイド。
主に関東圏から行けるエリアの6コースが紹介されています。
いつも同じようなエリアで練習してマンネリ化を感じていましたが、ここで紹介されたコースに行ってみたいと思いました!
今年は「TTT(丹沢to高尾)」と「鳳凰三山縦走」コースに行ってみたいと思います。
2021春夏注目の最新シューズ【ロード】
SALOMON | PHANTASM
出典:サロモン HP
サロモンのロードシューズの新作はPHANTASM(ファンタズム)。同ブランド初の本格的なレーシングモデルです。
サロモンアスリートのキリアン・ジョルネが24時間走の世界記録を目指すプロジェクトでも使用されていて、個人的に注目していました。
On | Cloud swift
出典:On HP
Onの代表モデルCloudよりも高性能なロードランニングシューズがアップデート。
シュータンとアッパーが一体となったソックス構造でフィット感が抜群になりました。
HOKA ONE ONE | MACH4
ホカのロードシューズといえば、CARBON X2ですが正直¥27,500という価格はきつい。
新作のMACH4(マッハ4)は、ノンカーボンながらCARBON Xの流れをくんだシューズでいて¥17,600という価格。
CARBON X2の金額では手が届かないけど、高いクッションと反発力を得られるシューズとして注目です。
2021春夏注目の最新シューズ【トレイル】
On | Cloudultra
出典:On HP
満を持してOnから初めてリリースされたロングディスタンス向けのトレイルシューズ。
筆者も実際に試し履きして走りましたが、シューズのフィット感が抜群です。シュータンが一体の構造でピタッと足をホールドしてくれる感覚があり、走っていてブレが少ないです。
OnのロードのロングモデルCloud Stratusのようになミッドソールの形状なのでクッション性も高く、ロングレース用として十分に候補となる一足でした。
THE NORTH FACE | Vectiv シリーズ
出典:ノースフェイス HP
この春一番の注目シューズといってもいいノースフェイスのVectivシリーズ。リリースの告知も大々的に行われました。
Vectivシリーズは価格帯ごとに3モデル発売されています。
最も価格の高いFlight(フライト)はカーボンプレート内蔵でもっとも推進力の高いシューズではありますが、使いこなすのには走力も必要ですし、そのスピードに耐えうる脚の筋力も求められると思います。
個人的なおすすめは2番目のVectiv Infinite(インフィニティ)。
適度なクッション性、安定感がありながら、ロッカー構造で前に進む感覚も得られるシューズで、UTMFなどのロングレースで選ぶならこのシューズが良いでしょう。
Columbia Montrail | F.K.T. ATTEMPT
モントレイルの名作シューズBAJADA(バハダ)の後継モデルと位置付けられるのが、このF.K.T Attempt。
F.K.Tもそうですが、このシューズも非常にバランスが取れていて守備範囲の広いシューズ。履き心地もゆったり目なので、普段のトレーニングからヘビーローテーションしそうな一足です。
ALTRA | LOAN PEAK 5.0
出典:ALTRA HP
説明不要なALTRAの代表的トレイルシューズ。
強いグリップ力、適度なクッション性と非常にバランスの良いシューズで、トレイルランニングにはもちろんロングトレイルでのハイキングにも適したモデルです。
元々LOAN PEAK3.5から履いてましたが、正直4.5あたりのモデルチェンジから特にすごく良くなったなと感じていました。
一足持っていて損のないシューズです。
Runners Pulse | ランナーズパルスは一家に一冊をおすすめします。
いかがでしたでしょうか。
Runners Pulse | ランナーズパルスは読みごたえ十分なランニング雑誌で、一家に一冊をおすすめします。
年一回の発刊であるからこそじっくり読み込めますし、春のトレイルシーズンの始まりに向けてテンションを上げるには最高の一冊です。