TJARを知ってますか?
TJARとは、トランス・ジャパン・アルプス・レースの略。
自分の足で日本アルプスを縦断する究極のロングレースです。
日本海/富山湾から太平洋/駿河湾までその距離およそ415Km。
北アルプスから中央アルプス、そして南アルプスを、
自身の足のみで8日間以内に踏破する
出典:TJAR HP
TJARは誰でも出場できるわけではありません。
高い走力と山の知識・経験が求められ、事前の選考会を通過した者のみが出場することができます。
TJARに出場する選手は、「TJAR戦士」という呼ばれ方をするほどです。
TJARの模様はNHKでも放送されていたので、TVで見たことある方もいるかもしれません。
僕にとっては、一つの夢。(というか、夢のまた夢。)
でも、いつかは目指したい憧れの舞台です。
そんな想いをずっとひそかに持っていましたが、どうせ自分には無理だろうと日々を過ごしてきました。
でもまずは情報を集めてみなければ始まらない。
この記事ではTJARに出るために必要なことを調べていきたいと思います。
TJAR概要
まずは、改めてTJARの概要を見ていきましょう。
TJARは、2年に1回、8月中旬の192時間(8日間)をかけて行われます。
2020年開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で2021年に延期となりました。
コースは、富山県魚津市から北アルプス、中央アルプス、南アルプスを縦断し、静岡県静岡市がゴールになります。日本列島を縦断する形です。
・距離 約415Km
・累積標高差 約27,000m
距離、累積標高ともに桁外れのレースであり、日本アルプスがコースとなることから、高い山岳技術が求められます。
定員は30名ですが、事前の6月に60名の選考会があり、そこを通過した選手のみが本大会に出場できます。
TJARに出る条件
ここから、TJARの参加要件について見ていきましょう。
まずはこれをクリアしないことにはエントリーもできません。
①申込資格
1. 2018年大会に出場した選手でかつ以前に参加していた方は2020年大会に申込で
きない。ただし一回休んだ場合には再び申込可能*
⇒これは出たことないので、問題なし。
②参加資格
1. 過去70Km以上のトレイルランニングレース*²を完走している事(大会名、開催年月
日、ナンバー、タイム)
2. 過去標高2000m以上の場所において 10泊以上のキャンプ経験がある事事【年、月、場所(キャンプ場名)】
⇒1は問題なし。
2はあると思うけど、覚えてないし写真がない。
③参加条件(書類選考基準)・・2019~2020年の実績
1. TJAR本大会を想定した長時間(コースタイム20時間以上を2日間連続)行動する中、
標高2,000m以上の*³キャンプ指定地(北海道は標高1500m以上)において、4回
(4泊)以上の*4ビバークスタイルでのキャンプ経験があること。申し込みにあたっ
て、 *5写真のデジタルデータを添付のこと。
2. 山岳保険(遭難捜索費用保障を含む)に、必ず加入していること。(救援者費用保障
は不可)
3. リスクマネジメント(危機管理)に対して
A.事前にリスクを回避する《危険回避能力》
B.アクシデント発生時に対応できる《事故対応能力》を身につけていること。
4. 自己責任の法則・・・「すべての責任は、自らに帰する」ことを自覚して行動できるこ
と。
5. 心身ともに異常なきことが証明できる医師診断書、もしくは人間ドッグ結果報告
書 を参加確認書と同時に提出すること。 *6
6. 選考会開催日(2020年6月27日)において20歳以上であること。
7. 日本語で通常の会話もしくは読み書きのできること。
8. 配偶者または一親等の成人親族による大会参加に対する承諾書を提出すること。
(配偶者または一親等の成人親族がいない場合は要相談)
9. 消防署の上級救命講習、日本赤十字社の救急員養成講習若しくは野外災害救急
法*7の有効期限内である修了証明書の画像データを提出すること。
10. 1日にコースタイム25時間以上の山岳トレイルコース*8を、コースタイムの60%以下
のタイムで走りきれる体力と全身持久力を有すること。注:昭文社「山と高原地図」
などのコースタイム、実際の行動時間、その比率(実際の行動時間/コースタイム)
を参考値として提示のこと。
11. フルマラソンを3時間20分以内、あるいは100kmマラソンを10時間30分以内に完走
できる記録を有すること。
(大会の記録証、大会ホームページ等記録の画像ファイルを添付の事)
⇒書類選考基準になってくるのが、この③の11項目。
ここをしっかり押さえることで、書類選考の可能性が上がります。
一番の関門は1.の「長時間(コースタイム20時間以上を2日間連続)行動する中、標高2,000m以上の*³キャンプ指定地(北海道は標高1500m以上)において、4回
(4泊)以上の*4ビバークスタイルでのキャンプ経験があること。」
これを行うためには、関東住まいの僕としては、長野か山梨あたりで行わなければいけません。
また、9.10.11.は選考のうえで、十分な実力をもっていなければいけません。
10.11.は現時点でクリアしているものの、選考を通過するためにはさらなるレベルアップが必要です。
TJAR戦士となるために
最低限の募集項目は、本気で頑張ればなんとかいけそうな気がします。
ただ根本的な走力・山岳スキル・経験の大幅な実力アップは必須です。
そして、、やはり時間を捻出し、家族(妻)の許しを得るのが一番の関門。
予定だと2021年の次は、翌年2022年、その次が2024年になるみたいです。
TJAR関連の書籍・DVD
まずは情報収集とモチベーションアップから!
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