内向的な人が仕事に悩んだら転職を考えた方がいい理由
内向的な性格が故に、仕事について悩んで我慢している方は多いのではないでしょうか。
そこで我慢し続けると、いずれ心を壊してしまう可能性があります。
内向的な人はお願いを断れずに仕事を抱えてしまい、ストレスや不満を内に溜め込んでしまいがちです。
僕がそうでした。
我慢し続けた結果、心を壊した話はこちら
一度心に大きなダメージを受けると、再起を図るにはたくさんの時間と犠牲、そしてお金がかかります。
だから内向的な人には、心がボロボロになってしまう前に、「転職」という選択肢があることを一度考えてほしいと思っています。
このページでは、僕の転職経験を交えつつ、内向的な方の転職にあたっての不安を解消していきたいと思います。
それでは、詳しく見ていきましょう。
内向的が故の生きづらさ(僕の場合)
はじめに僕の経歴を言うと、こんな形です。
①大手電機メーカーの営業部門会社(従業員規模:約3000人):6年
職種:営業
→古い体質の日本的企業。
6年目に異動したところの取引先よりパワハラを受け、適応障害になって退職
②インターネット広告代理店(従業員規模:約1000人):2年
職種:WEB広告の運用
→スキルアップには為になりましたが、意識高い系の職場にはあまり馴染めず。
当時28歳で年下の多い職場はそれなりに気を遣いました。
③小規模バッグブランド(従業員規模:10人以下):今ここ
職種:営業、PR、WEBページの運営・管理、販売、商品企画など何でも
→前職の経験を活かし、小規模ながら自分の好きなことを軸に転職。
何でもやらなければいけないのでスキルが蓄積されないのと、ワンマン社長に振り回されるのが不満。
1社目で無理をした結果、身体を壊し大変な目にあいました。
また、途中からうすうす気づいてきましたが、どうやら性格的に大勢の人やイケイケな人と関わるのが苦手のようです。
営業もたぶん向いてないですね。
僕は2回転職をしてきましたが、やはり反省点はけっこうありまして、
それを踏まえて、話していきたいと思います。
内向的な人が転職するには
今の職場に限界を迎えたときに考えるのが、果たして自分に転職ができるかどうか。
・今の会社に退職を切り出すことができない
・口下手なのにまた採用面接に受かることができるか不安
・新しい仕事を始めることが怖い
・人付き合いをまた一から始めなければいけないことが不安
こういったことを延々と考えてしまい、転職に一歩踏み出せず、苦しい職場に居続けてしまう。
結論からいうと、内向的な人でも転職は必ずできます。
退職
まずは、今の職場を退職できるか、ですが、
普段あまり意見を言わないタイプであるほど、退職を切り出すのは勇気が要ります。
民法上は、2週間前に退職を申し入れることで退職することは可能となっていますが、
会社の就業規則によっては、1か月や3か月と書かれているところもあるようですので、一度確認することをおすすめします。
最悪、本当に困った場合には「退職代行」というサービスもあるので、検討してみてはいかがでしょうか。
退職代行に抵抗がある方も多いかもしれませんが、自分の身を守ることが最優先です。
僕のときにはまだポピュラーではなかったので利用しませんでしたが、
実際、簡単には辞められないブラックな会社は多いので、そんなときはありだと思います。
転職活動
第一に「自己分析」ですが、これ大事なので、後で詳しくお話しします。
転職活動の進め方としては、ベタですが転職支援サイトや転職エージェントに登録することから始めるのが良いと思います。
なぜか。
転職には「履歴書」や「職務経歴書」が必須で、ここで自分のことも猛烈アピールしないといけませんが、
内向的な人は自分を過小評価しがちです。
客観的にどういう仕事をしてきて、どんな性格の適正があるのかということを、文章に落とし込む作業がとても大切なので、
専門の人に見てもらうのが一番です。基本無料ですし。笑
僕も1社目から2社目に転職する際には、転職エージェントを利用しました。
中には上から目線でむかつくことを言ってくるエージェントもいるので、そんなのに当たった場合はさっさと連絡を絶ちましょう。
僕は何件か転職エージェントを回り、結局、優しい女性のエージェントの方からアドバイスをもらって、転職を決めました。
エージェントとの相性はすごく大事です。
あとは、仕事百貨という求人サイトも見てみると良いと思います。
このサイトは、「仕事のやりがい」ということにフォーカスしていて、地方や中小企業の求人が記事で掲載されています。
眺めているだけでも、「自分はどんな仕事をしたいんだっけ」ということを考えさせてくれる良サイトです。
面接
内向的な人は話下手、面接も苦手と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
早い会話のキャッチボールが苦手からもしれませんが、
自分の中の感情、希望をよーく考えて言葉を吟味して話すので、
ちゃんとした面接官であれば内容、人柄を理解して評価してくれます。
人に合わせて、調子の良い教科書みたいなことは言わないでいいのです。
面接もはじめは緊張しますが、何度か受けていくうちに慣れてリラックスしてきて、自分の考えがスムーズに出るようになってきます。
また、面接で聞かれることもそれほど大差ないので、あらかじめ想定して対策することができます。
そこは転職エージェントに相談すると面接の練習も手伝ってくれます。
内向的性格を知る。転職には自己分析が大事
「自己分析」
就活中によく聞くワードですが、僕は完全に舐めていました。
「自分のことはだいたいわかるし、なんとなく格好良くて、世間的に良く知られていて、平均年収の良い企業に入ることができればそれで良いっしょ。」
みたいな、最低な考え方で後々苦労することとなります。
自己分析とは、「自分がどんな人間か」ということに向き合うことです。
これを知ることによって、自分にとって最善の働き方が見えてきます。
まとめ方は色々あると思いますが、1枚の紙に自分の正直な気持ちを書くのが良いと思います。
自分のやりたいこと・やりたくないこと、好きな趣味、何をしてるときが心地よいか、どんなことが得意で、どういう働き方がしたいのか、今の職場の不満点など、自由に書いていきましょう。
そこには、「実現可能性が低いから書かない」といった遠慮は不要です。
自分しか見ないのですから。
どんなに突拍子のないことも、思うままに書いていきましょう。
▼僕の場合の例
・大勢の人と関わって仕事を進めるような仕事は苦手。
・くだらない社内外の人間関係に煩わされたくない。
・都心への満員電車通勤は嫌だ。→自然豊かなところに住みたい。
・心穏やかに仕事がしたい。
・営業職のように会話を武器にする仕事よりも、PCなど自分のスキルを高めていきたい。
・他人に劣等感を感じながら働くのが嫌だ。→出世競争に興味がない。
・上司、部下などの上下関係が面倒。
などを考えて転職活動を進めていました。
正直、すべて解消されたわけではないですし、今の職場にもかなり不満はあるのですが、
やっぱり1社目の会社から転職して良かったなと思います。
というか、あのまま仕事を続けることはできなかったなと思います。
まずは初めの一歩を
仕事は人生の中で多くの割合を占めます。
苦しい職場でこの先ずーっと我慢していくのは、何のために生きているのかわからなくなりますよ。
今は、幸いにも1つの会社で働かなければいけないことはなく、転職やフリーランスも一般的になってきました。
転職には不安を感じることもあるかもしれませんが、まずは一歩踏み出してみましょう。
自己分析でも、転職サイトへの登録でも、ちょっとした一歩が次につながります。